A-LIFE RENOVATION Lab

コラムリフォームの豆知識

2020.11.14

お風呂のバリアフリーリフォームで介護の安全性と効率を高めよう

介護のことを考えると、お風呂のリフォームは必須だよね!

お風呂をリフォームすることで、日々の介護がかなり楽になるのよ!

お風呂を介護リフォームすることで、介護が楽になり、また被介護者も充実した毎日を過ごせる可能性があります。どのようなリフォームがあるのか確認していきましょう。

 

介護のためにリフォームをする場合、居室・玄関・寝室…と様々なものが考えられますが、中でもお風呂のリフォームは大きな効果を発揮します!

 

しかし介護のためにお風呂をリフォームするとしても、具体的にどんなリフォームをすべきか迷ってしまいますよね。

 

そこで、今回の記事では
  • ・入浴介護の手間とお風呂リフォームの効果
  • ・お風呂の介護リフォームの種類と費用
  • ・リフォームと介護保険
  • ・お風呂の介護を楽にする3つの設備
  • ・お風呂リフォームの注意点

 

について解説します。

 

この記事を読むことで、介護のためのお風呂リフォームについて具体的なイメージを持つことができるはずです。

 

あなたの行う介護を念頭におきながら、どういった設備があればどういった点が楽になるのかイメージしつつ記事を最後まで読んでみてください。

 

介護リフォームの中でも重要なお風呂のリフォーム

介護の手助けとなるリフォームには、以下のように様々なものがあります。

 

介護リフォームの種類
  • ・玄関リフォーム
  • ・トイレリフォーム
  • ・洗面台リフォーム
  • ・居室フォーム
  • ・お風呂リフォーム

 

いずれのリフォームも介護を手助けする効果を持ちますが、中でもお風呂のリフォームの効果は大きいです。

 

入浴介護は非常に大変

お風呂は滑りやすく、浴槽にいたる段差もあります。その中で、被介護者の身体をしっかりと支えながら入浴介護をするのは非常に大変です。

 

また入浴介護中は事故も起こりやすいため、精神的な疲労も大きくなります。一時も気を緩めることができないのですね。

 

このように入浴介護は心身ともにとても大変な作業です。そのため、あなたの介護に合ったリフォームの必要があるのですね。

 

お風呂の介護リフォームの効果

では、実際にお風呂に介護リフォームを施すことでどのような効果があるのでしょうか。下記をご覧ください。

 

介護リフォームで得られる効果
  • ・浴室の安全性を高める
  • ・介護者の心身の負担を減らす
  • ・入浴による被介護者の精神ケア

 

リフォームすることで浴室の安全性が高まり、介護者の心身の負担を減らせるのは上述のとおりです。

 

さらに注目すべきは、お風呂を介護用にリフォームすることで被介護者の精神面もケアできる点です。

 

入浴の時に介護者に負担がかかっていると思うと、被介護者は自分を責めるような気持ちになるケースがあるのです。

 

つまりリフォームによって入浴介護が楽になることで、介護者だけでなく被介護者のストレスも軽減できるのですね!介護リフォームは様々なメリットを持つので、ぜひとも検討してみてください。

 

お風呂の介護リフォームの種類と費用

リフォームの大きな効果と必要性を確認したところで、続いてお風呂リフォームの種類と費用についてみていきましょう。

 

以下では、「手すりの設置」「介護浴槽への変更」「段差をなくす」「浴室暖房の設置」「浴室タイルの交換」の5つについて紹介します。

 

リフォーム 特徴 費用
手すりの設置

・浴槽・浴室への出入りを補助

・浴槽・浴室での立ち上がりを補助

3万円~
介護(バリアフリー)浴槽への変更

・浴槽のふちを低くする

・転倒防止

50万円~
段差をなくす ・転倒防止 5万円~
浴室暖房の設置

・ヒートショック防止

10万円~
浴室床タイルの交換

・滑りやすさを軽減

・転倒防止

・被介護者を支えやすくする

10万円~

 

被介護者にとっては、わずかな体重移動でさえも大きな負担になり、これらのリフォームは移動をラクにする助けとなり、転倒・事故の防止につながります。

必ずしもすべてのリフォームが必要というわけではないので、あなたの行う介護や予算の兼ね合いで必要な設備を備えていきましょう!

浴室タイルの交換や段差をなくすリフォームはどんな場合にも効果がありそうね!

 

介護保険を利用したリフォーム

ここまでの内容で介護を楽にするためのお風呂リフォームにどのようなものがあるか、またそれぞれ費用はどれほどかがイメージできたと思います。

 

リフォーム費用は決して少額ではありません。しかし以下の条件を満たす介護リフォームには介護保険制度を利用した補助金が出ます。

 

介護保険の補助金利用について
補助金需給の対象

要支援1~2もしくは要介護1~5に認定されている被保険者で、尚且つ改修を行う住宅に住んでいる人

対象の工事

・手すりの取り付け

・床の段差の解消

・滑り防止、スムーズな移動のための床材の取替え

・引き戸への交換

・洋式便器への取替え

・上記に付帯する工事

支払限度基準額 20万円(申請できる金額の上限)
自己負担額 申請金額のうち、所得に応じて1~3割
給付回数

1人につき1回

※ただし20万円を複数回に分けて利用可能。
また、要介護認定の区分が3段階以上あがった場合や、転居した場合には再度20万円の申請資格を得られます。

例えば、要介護1の被保険者が対象工事を行う際に、20万円の費用が掛かったとします。この時、自己負担が1割であれば18万円、2割であれば16万円、3割であれば14万円の補助金が支給されるのです。

 

20万円を超える工事では18万円(自己負担1割の場合)が支給され、超過分は全額自己負担となります。

 

また、介護保険の補助金対象工事にならない部分を、自治体が給付している場合もあります。あらかじめ補助金の対象となるリフォームを計画していきましょう。

 

お風呂リフォームの注意点

記事の最後ではお風呂リフォームの注意点について紹介します。注意点をふまえて、あなたに合ったリフォームを実現していきましょう。

 

あなたの行う介護に合ったリフォームを

記事の中で繰り返していますが、リフォームはあくまで「あなたの行う介護に合ったもの」でなければなりません。

 

そのため、あなたが入浴介護をする中で最も改善したいポイントから必要なリフォームを考えていきましょう。

 

どういったリフォームが必要か悩む場合は、専門家に相談するのもおすすめです。リフォームと合わせて介護を楽にする製品についても調べていきましょう。

 

住宅のバリアフリー化も検討しよう

最後に、介護の安全性と効率を高めるためには、お風呂だけでなく住宅全体のリフォームも検討していきましょう。

 

住宅全体を総合的にバリアフリー化することで、介護者のストレスも被介護者のストレスも大きく軽減させるはずです。

 

まずはお風呂のリフォームを行い、それを起点として住宅全体をリフォームすることについても検討してみてください。

 

まとめ

今回の記事では、介護のためのお風呂リフォームについて紹介しました。いかがだったでしょうか?介護の安全性と効率を高めるイメージが湧いたでしょうか?

 

以下は今回の記事のポイントです。

 

今回の記事のポイント
  • ・入浴介護は介護者・被介護者の心身に大きなストレスを与える
  • ・あなたの介護に必要なリフォームと費用を確認しよう
  • ・一定の要件をクリアすることで20万円の補助金を受け取れる
  • ・お風呂リフォームは介護に知見のある業者に依頼しよう

 

介護は長期にわたるものなので、リフォームを利用して日々の安全性と効率を高めることには大きな意義があります。

 

あなたも、ご家族に合った理想の介護環境を整えていきましょう。

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