A-LIFE RENOVATION Lab

コラムリフォームの豆知識

2020.06.04

屋根材と工法の種類を網羅!屋根リフォームを成功させる3つのコツ

屋根って見えないところだからリフォームが必要なのか難しい。

屋根材の種類ってどう選んだらいいのかな?

屋根は見えないところで劣化が進み、あなたの住宅の快適性を損なっている恐れがあります。屋根材の種類、工法の種類を理解して適切なリフォームを実現しましょう。

 

普段の生活の中で屋根を眺める機会は決して多くありませんよね。外壁や内装の破損・汚れは嫌でも目につきますが、屋根の場合はそうはいきません。

 

こうしてあなたの見えないところで屋根の劣化が進んでいるケースがあるのです。

 

そこで、今回の記事では
  • ・屋根のリフォームが必要な理由
  • ・屋根材の種類と工法の種類
  • ・屋根リフォームの注意点

 

について解説します。

 

屋根は風雨からあなたの自宅と家族を守ってくれる重要な部分です。定期的に屋根を点検し、浸水などにより住宅全体に大きな修繕が発生する前に屋根をリフォームしていきましょう。

 

屋根のリフォームが必要な理由

はじめに屋根のリフォームが必要な理由について解説します。リフォームというと外壁や内装が真っ先に思いつきますが、実は屋根のリフォームは非常に重要なのです。

 

雨漏りなどの水害を事前に防ぐことができる

屋根はあなたの住宅を風雨から守るために非常に重要な役割を果たしています。屋根が劣化すると、防水機能が低下して通常の雨であっても住宅全体に浸水被害が及びかねません。

 

そしていざ雨漏りが起こってしまうと、住宅の内部まで修繕をしなければならないケースがあります。そうなると住宅の修繕費用に数百万円がかかることもあるのです。

 

屋根のリフォームはこうした浸水被害による修繕を未然に防ぐ効果を持ちます。そのため定期的な点検とリフォームが重要なのです。

 

住宅を美しく、安全に保つことができる

浸水被害を防ぐだけでなく、屋根は住宅の外観を美しく保つ効果も持ちます。普段暮らしていると目に尽きませんが、離れて眺めたときに屋根が劣化していると住宅全体がみすぼらしく見えてしまうのです。

 

屋根のリフォームの頻度は次のとおりです。

 

屋根リフォームの頻度
  • ・塗装:新築から10年前後
  • ・屋根材:新築から20年~30年

 

このように屋根は、はじめに塗装が劣化し、その後に屋根材そのものが劣化します。そのため10年を一つの目安としてメンテナンスをしていくのがおすすめです。そうすることで住宅を美しく、安全に保つことができます。

住宅の機能を高める

屋根はあなたの暮らしを雨や落下物から守り、住宅を美しく見せます。さらに屋根には次のような住宅の機能を高める効果もあります。

 

屋根の機能
  • ・遮音機能
  • ・断熱機能

 

住宅の密集地・寒冷地に住んでいる場合は屋根をリフォームするだけで暮らしが快適になる場合があります。この記事を読み、あなたの暮らしに合った素敵なリフォームを実現してください。

 

リフォーム時に使われる屋根の種類4選

続いて、リフォーム時に使われる屋根材の種類について確認していきましょう。まずは以下の画像をご覧ください。

 

 

最近はストレート屋根を利用する住宅が多いです。加工性は低いのですが、シンプルで様々な住宅に合うところが魅力です。

 

ガルバリウム屋根は寒冷地を中心に人気の屋根材になります。加工性が高いためデザイン性の高い住宅にも用いられます。

 

瓦は日本古来の屋根材ですが、耐久力で右に出るものはありません。他の屋根材の耐用年数が長くても30年であるのに対して、瓦は60年以上もちます。そして昨今はクラシカルな瓦のみならず、デザイン性の高い瓦もあるためモダンな住宅にも使われます。

 

アスファルトシングルは不燃布やグラスファイバーを塗装して、表面に石や砂を乗せて樹脂で固めた屋根材です。軽量で柔らかいため様々な住宅にマッチしますが、日本では施工に対応できる業者は必ずしも多くないのが実状です。

 

このように屋根材といっても様々なものがあり、特徴もそれぞれ異なります。あなたの暮らしに適した屋根材を見つけていきましょう。

 

屋根リフォームの3つの工法

続いて、屋根リフォームの工法について紹介します。それぞれの違いを画像にまとめたのでご覧ください。

 

 

左から順位簡易なリフォームとなります。冒頭で述べたとおり屋根材の塗装の寿命は10年前後なので、はじめは塗り替え工法により屋根材の塗装の機能を回復させましょう。

 

そして20年~30年が経って屋根材そのものが劣化してきたところで、カバー工法か葺き替え工法を選択します。カバー工法は既存の屋根材を撤去せずに済むため、リフォーム費用が安くなります。

 

一方で葺き替え工法は既存の屋根材を撤去して完全に新しい屋根材を葺くので、屋根の内部までメンテナンスできるところに強みがあります。

 

工法については屋根材がどの程度劣化しているかで使用するものを判断することになります。リフォーム業者とよく相談してみてください。

 

屋根リフォームの注意点

ここまでの内容で屋根材の種類と屋根リフォーム工法の種類についてイメージができたはずです。最後に屋根リフォームを効果的に行う注意点を3つ紹介します。

 

DIYは危険

屋根材そのものを葺き替える場合は別ですが、屋根の表面の補修程度であれば自分でできると考えるかもしれません。しかし屋根のリフォームは高所作業となり危険です。自分の手でDIYにてリフォームするのは避けましょう。

 

また屋根の破損や劣化は表面だけを見てもわからない場合があります。10年に1度を目安にプロのリフォーム業者に点検とリフォーム対応をお願いしましょう。

 

訪問業者への注意

冒頭から述べているとおり屋根の劣化は普段は目につきません。そのため、そこにつけ込むようにして屋根リフォームの訪問販売を行う業者もいます。

 

「近くで屋根工事をしている時に、あなたのご自宅の屋根の破損を見つけまして…」と訪問してくるのです。

 

原則として、こうした訪問業者とすぐに契約することは避けてください。すべてがすべて悪徳業者ではありませんが、中には相場よりも高い価格で契約をとろうとする業者も存在しているのです。

 

リフォームする際は相見積もりをとろう

屋根リフォームをする場合は、よほど緊急ではない限り相見積もりをとりましょう。相見積もりは、複数の業者から見積もりをとり、それらを比較して契約する業者を選ぶものです。

 

訪問業者についても相見積もりをとることで、適切な価格か否か知ることができます。

 

ただし屋根の本当に大きな破損があり、雨漏りが発生しているような場合は相見積もりに時間を費やすべきでないケースもあります。その場合は迅速に対応してくれて、実績の豊富な業者であれば選んでしまいましょう。
台風などの大規模災害の場合も相見積もりはやめた方がいい?
ケースバイケースではありますが、あなたが相見積もりをとっている間に業者のスケジュールが埋まることもあります。災害時は対応の迅速さを優先しましょう。

 

まとめ

今回は屋根のリフォームについて、屋根材の種類と工法の種類を中心に解説しました。屋根をリフォームすることで住宅を美しくよみがえらせることができ、断熱性や遮音性を高めることができます。

 

今回の記事のポイント
  • ・屋根リフォームで断熱や防止の機能を高め、雨漏りを防ぐ
  • ・ストレート屋根が人気。最近の瓦はデザイン性も高く、耐用年数が圧倒的に長い
  • ・リフォーム方法はカバー工法がコストと耐用年数の面でバランスが良い
  • ・高所作業なのでDIYはやめて、リフォーム時は相見積もりをとる

 

屋根は見えないところなので、定期的な点検が非常に大きな意味を持ちます。あなたも10年に1度はプロの手で屋根のメンテナンスを行い、リフォームする際はあなたの暮らしをより良くする屋根材を選んでいきましょう。

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