A-LIFE RENOVATION Lab

コラムリフォームの豆知識

2020.05.28

美しいキッチンを作るリフォーム|4タイプの収納の特徴と使い方

キッチンをリフォームするんだけど、収納の使い勝手を良くするにはどんなところに気を付けるべきなんだろう?

リフォーム時に収納面を改善することで、キッチンを清潔に保ちやすくなり、また使い勝手も向上します!今回は収納の基礎から、収納を通して使いやすいキッチンを実現するコツを確認していきましょう。

キッチンを綺麗に保ち、使いやすくするためには収納が非常に重要です。収納面まで考えたリフォームを行うことで、キッチンを使うのが楽しくなり、掃除の手間も少なくすることができるのですね。

 

今回の記事では…

 

  • 食器棚・背面収納・吊戸棚・床下収納の特徴
  • マンション備え付けの収納をリフォームする費用
  • キッチンを使いやすく・綺麗に保つ4つのコツ

 

について紹介します。

 

収納については単純な収納量も重要ですが、キッチンのレイアウトに合わせた配置も重要になります。キッチンにおける具体的な動線もイメージしながら、あなたにとって最適なキッチンを実現する収納を探していきましょう。

 

食器棚・背面収納・吊戸棚・床下収納の特徴

はじめにキッチンにおける収納の基本となる4種類について確認していきます。その3種類とは以下のものになります。

 

キッチン収納 基本の3種類
  • ・食器棚
  • ・背面収納
  • ・吊戸棚
  • ・床下収納

 

この3種類は厳密な区切りがあるわけではありませんが、収納のレイアウトを考えるときの出発点として適切です。以下ではそれぞれの特徴を確認していきましょう。

 

食器棚

はじめに食器棚について特徴を解説します。食器棚はあくまで食器を収納する場所の呼び方なので、どこに配置されるかは問いません。天板下のスペースに食器を収納するなら、そこが食器棚になります。

 

食器を使うのは調理がひと段落して、盛り付けにさしかかった頃です。そのため食器棚はシンク・コンロといった調理スペースから離したところに作っても問題ありません。

 

後述する背面収納は食器棚として使いやすいので、シンク・コンロ周りには調理器具を集めて、食器はすべて背面収納に置くのもおすすめです。

 

背面収納

背面収納は、シンク・コンロといった調理スペースの対面にある収納を指します。システムキッチンとしてはじめから背面収納のあるキッチンもありますし、I型キッチンと向い合せるかたちで独立型の背面収納を後から追加することもできます。

 

背面収納は収納力が高いため、様々なものを収納しがちです。しかし以下のようなポイントに注意して使うことでキッチン全体の利便性が高まります。

 

背面収納を使用する際の注意点
  • ・奥行の浅いものを選ぶと高い位置の食器も取り出しやすい
  • ・お玉やトングのような調理器具はコンロに近い位置に収納
  • ・中段がオープンタイプのものは電子レンジなどを置きやすい
  • ・腰の位置に近いところに使用頻度の高い食器や調理器具を収納

 

背面収納は収納力があるので何でも無造作に収納してしまうケースがありますが、上記のルールを守って収納することで調理効率が格段にアップします。

 

吊戸棚

「吊戸棚」は天井から釣り下がるようにして設置されている収納スペースです。床の面積を使用せずに収納を作ることができるので、一人暮らしのアパートにもよく見られます。

 

このような吊戸棚は、以下のようなポイントを把握して使いましょう。

 

吊戸棚を利用する際のポイント
  • ・使用頻度の低いものを収納する
  • ・子供に触れさせたくないものを収納する
  • ・キッチン全体の開放感は弱くなる
  • ・身長によっては踏み台を準備しておく

 

吊戸棚は高い位置にあるため、原則として使用頻度の高いものは収納しません。冬にのみ使う土鍋、カセットコンロ、大人数で食事する際にのみ使う大皿…こういったものは吊戸棚と相性が良いですね。

 

吊戸棚ってやっぱりあると便利?

キッチンの開放感こそ弱まりますが、あると便利だと思います。特に何かと便利な器具を買ってしまうけれど使用頻度は低い…という場合、吊戸棚が大活躍します。

 

床下収納

最後に紹介する床下収納は、常温保存できる缶詰や缶飲料などを保管するのに非常に便利です。調味料を大量に買い置きするときも、床上のスペースを圧迫せずに保管できます。

 

食器用洗剤・キッチンクリーナー・油類…と食料品ではないもののストックを保管するスペースとしても活躍するでしょう。

 

床下収納を使いこなすには以下のポイントに注意してください。

 

  • ・湿度があるため賞味期限の短い食品は保管しない
  • ・取り出しやすくするためには複数のカゴや小さな棚を使う
  • ・キッチンの床にわずかな段差ができるので注意する
  • ・収納ボックスは定期的に拭き掃除する

 

床下収納はキッチンの空間を一切圧迫せずに収納を増やせるものなので、ぜひとも取り入れてほしいと思います。

 

備え付けのキッチン収納もリフォーム可能

ここまでの内容で4つの代表的なキッチン収納がイメージできたはずです。後はこれらをどのように組み合わせたリフォームをするかの問題となります。

 

ちなみに、マンションに予め備え付けてあるシステムキッチンもリフォーム可能です。リフォーム時は事前に管理組合に報告するなどの手続きこそ必要ですが、あなたの所有しているマンションであればキッチンをリフォームできるのです。

 

キッチン収納のリフォーム費用相場

キッチンをリフォームする際の費用を表にまとめると以下のとおりです。

 

 

ワンポイントで床下収納だけを追加することもできるので、あなたの暮らしをより便利にするリフォームを検討してみてください。

 

キッチンを使いやすく・綺麗に保つ4つのコツ

収納面をよく考えながらキッチンをリフォームすることで、料理の効率・掃除の効率が格段にアップします。

 

記事の最後では、あなたのキッチンをより使いやすく・より綺麗に保つ4つのコツを紹介しましょう。常に気持ちの良い状態を保つことで、あなたの暮らしのストレスも軽減されるはずです。

 

収納には余裕を持っておく

キッチンをリフォームする際は収納力に余裕をもっておくことが重要です。あなたも経験があると思いますが、お店で目新しい商品を見つけるとついつい買い込んでしまうものです。

 

外国の調味料であったり、パスタ・ペンネ類であったり、便利な調理器具であったり…、こうした買い物の楽しみを最大限に享受するためにも収納は余裕をもって設置しておきましょう。

 

棚には扉をつける

またキッチンの収納をリフォームする際は、棚に扉をつけるのがおすすめです。理由が、収納されているものが見えなくなり雑多な印象を回避できるためです。

 

特にお客さんが来ない場合であっても、キッチンの収納すべてに扉があるとキッチン全体が整然と美しく見えて気持ちが良いのです。

 

ただし、扉のある収納は扉のない収納よりもリフォーム費用が高くなるケースがあります。リフォーム業者とよく相談してみましょう。

キッチンの色を統一する

キッチンを綺麗に保つためには、キッチン全体で使われる色を統一するのがおすすめです。その際は基調となる色を2色程度におさめていきましょう。

 

キッチンそのものだけでなく、調理家電や調理器具の色も統一できると尚オシャレな印象になります。こうすることで日々の細かな掃除のモチベーションも維持することができ、キッチンを常に清潔にできるのです。

 

自分の腰の高さを中心に

収納を使いこなすには「自分の腰に近い位置から順に使用頻度の高いものを配置」することがポイントです。そのためコンロに近い腰の高さの収納には、お玉やトングなどを入れておきましょう。

 

シンクに近い腰の高さの収納には、ボール、ざるなどがあると便利です。そして自分の腰から遠い吊戸棚や床下収納には使用頻度の低いものをまとめておくのです。

 

この腰に近い位置には使用頻度の高いものを収納するルールを維持することで、キッチンの使い勝手が大幅に改善されるはずです。

 

まとめ

今回はキッチンの収納に関するリフォームについて紹介しました。キッチンは収納を工夫することで使い勝手が格段にアップします。以下は今回の記事のポイントです。

 

今回の記事のポイント
  • ・食器棚・背面収納・吊戸棚・床下収納の4種類を使いこなそう
  • ・キッチン全体のリフォームは100万円~、ワンポイントリフォームも可能
  • ・収納力には余裕を持ち、扉を付けるとキッチンが美しく見える
  • ・腰の近くから順位使用頻度の高いものを収納する

 

普段は何気なく利用しているキッチン収納もしっかりと考えて使うことで、あなたのキッチンはより素敵なものになります。リフォームする際は、キッチンの見栄えだけでなく収納についてもよく考えてみましょう。

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