コラムリフォームの豆知識
2020.03.11
【5分で理解】住宅エコポイント制度の申請の流れ、3つの注意点
ポイント申請期間が令和2年8月31日まで延長されました
<次世代住宅ポイント事務局 HPで確認>
住宅エコポイント(次世代住宅ポイント)とは、一定の省エネ性能、耐震性、バリアフリー性能などを有する住宅を建築・リフォームした際に付与されるポイントで、様々な商品との交換が可能になります。 つまり住宅をリフォームしながら、あなたの欲しかった家電・調理器具・グルメ商品などが手に入る非常にお得な制度なのです!
- ・住宅エコポイント制度の概要
- ・住宅エコポイントの申請期限と交換可能商品
- ・住宅エコポイント活用の際の3つの注意点
について紹介します。新築・リフォームの予定がある場合、住宅エコポイントを上手く活用してお得に新生活を開始しましょう!
憧れの家電をGET!住宅エコポイント制度とは
それでは早速、住宅エコポイントの内容について確認していきましょう。はじめの章では、制度全体をまとめて解説します。この章を読むことで、住宅エコポイントがどのような目的で創設された制度であり、あなたにどんな得があるのか簡単に理解できるはずです。 記事の中盤からは交換可能商品を紹介していくので、そちらも楽しみにしておいてくださいね。
住宅エコポイント制度の説明
記事の冒頭でも軽く触れましたが、住宅エコポイント制度は以下のような目的の制度です。
つまり、消費税率の引き上げがなされても従来と同じように住宅の新築・リフォーム需要が発生するように調整する制度ということです。
特に省エネ性能・耐震性・バリアフリー性能などが高い住宅は、将来にわたって価値を有するものです。増税にかかわらず高機能住宅が共有され続けることで、将来にわたって国の資産になるわけです。
住宅エコポイント制度の流れ
続いて、住宅エコポイント制度を利用する流れについて確認していきましょう。以下の図をみてください。
上記の図の中で、あなた(申請者)が行うのは以下の2つのみです。
- ②ポイント発行申請
- ④ポイント商品交換申込
つまり、対象となる住宅の新築もしくはリフォームを行えば、それだけでエコポイントを得ることができるのです。あとは交換するだけで商品を手に入れられるという流れですね。
このように住宅エコポイント制度は一見すると難しいものに思えますが、実はとてもシンプルな制度です。
住宅エコポイントの対象となる新築・リフォーム
住宅エコポイントは、あなたの新築・リフォームが制度の対象になっていれば簡単に申請できます。ここでは、どういった新築とリフォームが制度の対象になるか確認してみましょう。
ただし対象は幅広いので、詳細については、工事施工業者もしくは分譲事業者に確認してください。 はじめに新築について、以下をご覧ください。
- 1.一定の性能を有する住宅
- 2.耐震性を有しない住宅の建替
- 3.家事負担軽減に資する設備を設置した住宅
続いて、リフォームについて以下を確認してください。
- 1.開口部の断熱改修
- 2.外壁・屋根・天井または床の断熱改修
- 3.エコ住宅設備の設置
- 4.バリアフリー改修
- 5.耐震改修
- 6.家事負担軽減に資する設備の設置
- 7.リフォーム瑕疵保険への加入
- 8.インスペクションの実施
- 9.若者・子育て世帯が既存住宅を購入して行う一定規模以上のリフォーム
これらを頭に入れて、あなたがこれから行おうとする新築・リフォームがエコポイントに該当するか否か検討してみましょう。
完了前でOK!2020年3月31日までに申請しよう
ここまでの内容で住宅エコポイント制度の全体をイメージできたでしょうか?とにかく新築・リフォームが制度の対象となっていれば、申請自体は簡単です。
ここでは制度に関連する各期限についてまとめました。
2020年9月30日 | 2021年3月31日 | 2021年9月30日 | |
新築 | 戸建 | 共同住宅等 (階数が10以下) | 共同住宅等 (階数が11以上) |
リフォーム | 耐震改修 なし | 共同住宅等 (階数が10以下) (耐震改修を伴う) | 共同住宅等 (階数が11以上) (耐震改修を伴う) |
このように申請期限は間近に迫っているので注意してください。
住宅エコポイントで交換できる対象まとめ
記事も中盤になってまいりました。ここでは、住宅エコポイントで交換できる商品についてまとめていきます。すべてを記載することは難しいので、代表的な商品を紹介しましょう。
ちなみに、約45,000点の全商品は国土交通省のコチラのページから確認できます。
家電商品のまとめ
新築・リフォームとあわせて家電製品を手に入れられるのは住宅エコポイントの大きな強みです。家電にはテレビ・パソコン・レコーダーなど20,000点以上が交換対象としてあります。
以下は交換対象であるテレビの例です。最新のものから安価なものまで揃っているので、あなたの自宅に合ったものを選べるはずです。
インテリア商品のまとめ
続いてインテリア商品について簡単に紹介します。家電とあわせてインテリア商品も交換対象として人気です。インテリア商品は約2,000件あります。
以下ではソファを例として紹介します。国産有名家具もあるので、住宅エコポイントの活用を機に憧れのソファを手に入れることもできるのです!
食料品・飲料のまとめ
家電やインテリアが間に合っているという場合は、飲食料商品がおすすめです。飲食料商品には約10,000点があります。
以下は牛肉の例です。家族で楽しめる量があるのが嬉しいですね。
こちらはお酒の例です。好種類が豊富なので好みのものを選ぶことができます。
住宅エコポイントを有効活用する3つの注意点
ここまでいかがだったでしょうか?住宅ポイントを利用して、どういった商品を手に入れることができるか理解できたのではないでしょうか。
記事の最後では、住宅エコポイントを有効活用する3つの注意点について解説します。
申請費用に注意!
住宅エコポイントの申請を自分で行う場合、原則として費用は発生しません。ただし工事施工業者や分譲事業者から、新築・リフォーム物件が制度の対象になるか否かの証明書を発行してもらう場合は一定の手数料がかかるケースがあります。
また業者によっては、申請を代行する代わりに一定の手数料を提示してくるところもあります。このあたりは業者とよく相談し、自分でできる申請は自分で行うことで手数料を節約できます。
住宅の機能を第一に考える
住宅エコポイント制度を知ると、ついついエコポイントの対象となる物件を新築・リフォームしたくなります。しかし家族にとって必要な機能を超えて、住宅エコポイントの対象となる物件を建てるのは本末転倒でもあります。
住宅エコポイント制度は、あくまで該当した場合のみ交換商品を得られるものと理解しておくべきでしょう。
ポイントで工事費を値引きすることはできない
住宅エコポイントは、あらかじめ定められた交換対象商品との交換ができるのみです。つまり、エコポイントを利用して工事費の割引などは受けられません。またポイントの現金化も不可能です。
住宅エコポイントを利用する場合は、あらかじめ交換対象商品の中にあなたの欲しいものがあるか否か確認しておく必要があるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回の記事では住宅エコポイント全体について解説しました。実際に制度を利用するところから、交換対象商品までお伝えできたのなら嬉しいです。
以下は今回の記事のポイントです。
- ・住宅エコポイントの対象となる新築・リフォームを建てて、申請するだけ
- ・申請期限は2020年3月31日
- ・申請は自分で行うとお得、難しい場合は業者に依頼
- ・ポイントによる工事費の割引・現金化は不可能
あなたも素敵な新築・リフォーム物件とあわせて、住宅エコポイント制度を利用してお得に商品を手に入れましょう!