コラムリフォームの豆知識
リビングの印象は壁紙によって大きく変わります。裏を返すと、壁紙一つでリビングをおしゃれにすることができるのです!
さらには、壁紙の色を使いこなすことで部屋を広く見せることもできますし、部屋に外国の雰囲気を持ち込むこともできます。
- ・リビングの壁紙を選ぶ3つのポイント
 - ・基本の壁紙:白系・グレー系の壁紙の参考例と特徴
 - ・個性的な壁紙:アクセントカラーの壁紙の参考例と特徴
 - ・壁紙選びの失敗例
 
について紹介していきます。
壁紙は、あなたの求めるリビングに合わせてロジカルに選んでいきましょう。
壁紙の色の特徴を知ることで、あなたの理想のおしゃれなリビングを作ることができます。
リビングの壁紙選びは内装の雰囲気の決め手

リビングは住宅の顔ともなる重要なお部屋です。そしてリビングの雰囲気に大きな影響を与えるのが壁紙です!
以下で紹介する3つのポイントからリビングの壁紙選びのコツを理解していきましょう。
リビングにどんな機能を求めるのか
はじめに、リビングにどのような機能を持たせたいのかを考える必要があります。あなたはどんなリビングがお好みでしょうか?
- ・にぎやかな家族団らんの場となるリビング
 - ・帰宅時にリラックスしてくつろげるリビング
 - ・新しいアイディアを思いつく想像的な多機能リビング
 
ひとくちにリビングといっても、実際に暮らす人が求めるものには違いがあるのですね。
そのため、まずはあなたの求める理想のリビングをイメージし、そこに合う壁紙を選ぶコツを理解していきましょう。以下では壁紙の色について重要なポイントを紹介します。
暖色と寒色の違いと効果
色には赤、黄色、オレンジなどの暖色と、青と中心とした寒色があり、それぞれ視覚的・心理的に与える印象が変わります。
暖色と寒色はそれぞれどのような特徴を持っているのでしょうか。
| 暖色(赤・黄・橙など) | 寒色(青・緑・黒など) | |
| 距離感 | 進出色のため近くに見える | 後退色のため遠くに見える | 
| 日当たりとの関係 | 明るい印象を強める | 引き締まった印象になる | 
| 心理的な効果 | 気持ちを高ぶらせる | 気持ちを落ち着かせる | 
このように部屋を広く見せたいのであれば寒色の壁紙を使うのがおすすめです。一方で日当たりの悪い部屋に寒色の壁紙を設置すると、全体の印象が寒々しくなります。
設置する家具や床の色との調和
また壁紙の色を決める場合は、そこに設置する家具および床の色との調和も考える必要があります。
こうした点からも白系の壁紙は様々な家具および床の色と反発せず人気ですね。ただし全体を白系で統一しつつ、壁の一面のみ色を入れる壁紙の張り方も人気です。
以下では日本で人気の白系・グレー系の壁紙を使いこなすコツ、アクセントカラーを用いた壁紙を使いこなすコツを紹介していきます。
白系・グレー系の壁紙をチェックしてみよう

それでは日本で人気のある白系・グレー系の壁紙について、参考画像とメリットをみていきましょう。
白系・グレー系の壁紙の参考画像集
はじめに白系・グレー系の壁紙の参考画像を確認しましょう。以下をご覧ください。

白系の壁紙を使うことで観葉植物のグリーンやナチュラルな木目がよく映えます。シンプルで使い勝手の良い部屋を作りやすいですね。

(引用:https://www.sangetsu.co.jp/)
グレー系の壁紙はシックな印象になりますね。籐のような天然素材を使った家具との相性もばっちりです!
白系・グレー系の壁紙のメリット
白系・グレー系の壁紙には以下のようなメリットがあります。
- ・家具の色の自由度が高まる
 - ・好き嫌いが起きにくい
 - ・明るく穏やかで開放感のある空間を作ることができる
 
アクセントカラーを用いた壁紙(アクセントクロス)をチェックしてみよう

続いて、壁の一面にのみ色の入った壁紙を張ってアクセントカラーとするパターンについて確認していきましょう。以下にて参考画像とメリットをご覧ください。
アクセントクロスの参考画像集
はじめに参考画像を紹介していきます。

(引用:https://www.sangetsu.co.jp/)
こちらは暖色のイエローを壁の一面に配しています。白系・グレー系で統一するよりも部屋の印象が明るくなるのがわかるでしょう。どことなく北欧を思わせる雰囲気を作りやすくなります。

(引用:https://www.sangetsu.co.jp/)
こちらの画像では、壁の一面に寒色のブルーを使っています。クールな印象になりますが、同系色を含むカーテンなどと合わせることで部屋に統一感が生まれていますね。
アクセントカラーを用いた壁紙のメリット
アクセントカラーを用いた壁紙には以下のようなメリットがあります。
- ・海外の雰囲気を演出することができる
 - ・アクセントカラーの一面に白系の絵を飾るなど洗練された空間を演出しやすい
 - ・家具をモノトーンで統一してもデザイン性が高まる
 
どんな色を使ってもデザイン性が良く、アクセントカラーの壁紙は簡単に独自性を出すことができる方法です。
アクセントを柄でつけるのもおすすめ
またアクセントについては、色のみならず柄でつけるのもおすすめです。部屋の一面のみをレンガ調の壁紙にするのも良いでしょう。
リビングの全面に色や柄を取り入れるのはうるさく落ち着かない印象になってしまいますが、一面であればおしゃれにまとめやすいのです。
あなたも是非とも好みの壁紙を探してみてください!
壁紙選びの失敗例

記事の最後では、壁紙選びの失敗例について紹介します。あらかじめ失敗例を知っておくことで、失敗を回避して好きてなリビングを作ることができるはずです。
実際に張ると、サンプル色よりも薄く見える
壁紙を選ぶ際に気を付けてほしいのは、実際に張った壁紙はサンプル色よりも薄く見えるという点です。
サンプルのような小さい面でみるよりも大きな面でみる方が薄く見え、また日光がよく当たるために色合いが薄く見えてしまうのです。そのため壁紙の色を選ぶときは、実際に張った後の色合いまで想像していきましょう。
派手なクロスを選び、飽きる
アクセントカラーはリビングをおしゃれにしますが、あまりに派手な色を選ぶと後になって飽きてしまう恐れがあります。
そのためアクセントカラーに用いる色と柄には、あなたの好みのものを選びましょう。
落ち着きたい空間にビビッドなクロスを張る
また、あなたの求めるリビングにそぐわない壁紙を選んでしまう失敗もあります。例えば、リビングに落ち着く空間を求めているにもかかわらず、部屋の一面にショッキングピンクの壁紙を張ってしまうような場合ですね。
壁紙は、あくまであなたの理想とするリビングを演出という観点から選んでいきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回はリビングをおしゃれに彩る壁紙選びについて紹介しました。
壁紙ひとつでリビングの印象は大きく変わります。あなたも素敵な壁紙コーディネートを実現してください。
以下は今回の記事のポイントです。
以下は今回の記事のポイントです。
- ・暖色は進出色で部屋を明るくする。寒色は後退色で部屋を引き締める
 - ・白系・グレー系の壁紙は使いやすく、開放感を生む
 - ・アクセントカラーで独自性のある洗練されたリビングを演出
 - ・壁紙は実際の色味を確認して、理想のリビングを作るものを選ぼう
 
あなたの家族はどんなリビングを求めているでしょうか?この記事で紹介した内容を頭に入れて、壁紙コーディネートを用いて素敵なリビングを実現していきましょう。





















