A-LIFE RENOVATION Lab

コラムリフォームの豆知識

2020.04.15

実際の書類で確認するリフォーム時の見積りの流れと4つの注意点

はじめてリフォームをするんだけど、見積もりではどういったところに注意すべきなの?
相見積もりをとるときの流れを知りたい!

 

自宅をリフォームする際、避けて通ることができないのが「見積もり」です。そして見積もりを上手く行うことで、質が高く、適切な価格によるリフォームを行うことができます。

 

今回の記事では、リフォーム時に相見積もりをとる目的にはじまり、

 

  • ・相見積もりをとる際の4つの注意点
  • ・相見積もりをとる流れ
  • ・実際の見積書のチェックポイント

 

を紹介いたします。見積もりをとる目的を念頭に置きながら注意点や流れを確認し、最後に実際の見積書を見ることで、あなたも適切なかたちで見積もりをとれるようになるでしょう。

 

リフォームで見積もりをとる2つの目的

はじめに、そもそもの見積もりをとる目的について確認していきます。見積もりをとる目的は以下の2つにあります。

 

見積もりをとる2つの目的
  • ・質の高いリフォームを行ってくれる業者を見つける
  • ・適切な価格でリフォームを行ってくれる業者を見つける

 

非常にシンプルな2つの目的ですね。ここで重要なのは「なるべく安い業者を探す」ことにばかり目を向けないようにすることです。

 

それは、業者はお客様であるあなたのご意向をくみ取った上で、機能・品質・価格のバランス調整などをふまえて見積もり価格を提出するので、必ずしも「最も安い金額=最高のリフォーム」ではないのです。

 

あまりに安い見積もり価格に飛びつくと後になって追加で修繕費用が発生したりと最終的に支払うお金が増えることもあります。

 

見積もりをとる目的は「高品質かつ適切な価格でのリフォームを行うため」と意識しておきましょう。

 

リフォームで相見積もりをとる4つの注意点

見積もりをとる目的を理解したところで、続いては具体的な注意点に入っていきます。ここでは4つの注意点を紹介していきましょう。

 

リフォームによって実現したいものをイメージする

ご自宅をリフォームする際、あなたの頭の中にはリフォーム後の姿がイメージされているでしょうか?

 

そのイメージが「キッチンを恰好良くしたい!」のように漠然としているときは、なるべく具体的なところまで頭の中に思い描くようにしましょう。その際はリフォームの範囲と予算も割り出していきます。

 

そして、それを業者に伝えるのです。仮に具体的なイメージまで固めることができない場合は、求めるものを業者に伝えて相談していきましょう。

 

リフォーム後の姿をしっかり想像できていると、単に安いだけのリフォームに飛びつくことなく、長年にわたってあなたを満足させる質の高いリフォームを実現できます。

 

条件と予算を統一して全業者に伝える

リフォームを行う際は、複数の業者から見積もりを得る「相見積もり」が原則です。そうすることで、複数の業者の提案の中から、あなたに合った質の高いリフォームを選べるためです。

 

そして相見積もりをとる際は複数の業者に同じ条件・予算を伝えましょう。条件と予算にばらつきがあると結局は相見積もりの意味が薄くなってしまいます。

 

またリフォームを工事に対応できる業者には次の4つのものがあります。

 

リフォーム工事に対応できる業者
  • ・ハウスメーカー
  • ・住宅設備機器メーカー
  • ・地元の工務店
  • ・建築設計事務所

それぞれ違う強みをもっているので、相見積もりでは複数のタイプの業者を候補にしていきましょう。

 

図面を用意する

3つ目の注意点は、自宅の図面を用意しておくことです。これだけでリフォーム業者との意思疎通における齟齬を格段に減らすことができます。

 

見積もりの際は業者があなたの自宅を実際に確認するのですが、図面があることであなたの手間も減りますし、業者の手間も減ります。

 

自宅の図面が見当たらない場合はどうしたらいいの?
まずは自宅を建てたり買ったりした際の契約書を探してみてください。それで一緒に保管されてなければ、リフォーム業者と相談の上、自宅購入時の不動産業者やハウスメーカーに連絡して再発行可能か聞いてみましょう。

 

相見積もりは3~5社にとる

相見積もりは3~5社に対してとれば十分です。見積もり時は、あなた立会いのもとで自宅を業者に見せることになるため、数が多いとあなたの手間も大きくなります。

 

そして3~5社にとって結果が気に入らなければ、追加で1社に見積もりを依頼していけば良いのです。はじめから過度に多くの業者に依頼すると混乱するので注意しましょう。

 

また相見積もりをとる際は各業者に対して「相見積もりをとっています」と伝えて問題ありません。業者の側も当然に相見積もりが行われていると考えているので、気を遣う必要はないのです。

 

ここまで紹介したのが見積もりをとる際の4つの注意点です。少しずつ相見積もりをとる不安も薄くなってきたのではないでしょうか。

 

相見積もりをとる際の流れを確認

続いて、相見積もりをとる際の流れについて確認していきましょう。はじめに流れ全体を確認すると次のようになります。

 

相見積もりをとる際の流れ
  • 1.業者を3~5社ピックアップ
  • 2.それぞれの業者と打ち合わせ現地確認
  • 3.各社から見積もりを受け取る
  • 4.その中から1社を選択
  • 5.契約

3~5社すべてについて打ち合わせと現地確認して、見積もりを受け取るには2週間~1か月は期間をみておいてください。

 

以下では、それぞれのフローについて詳しく解説していきます。

 

3~5社をピックアップ

ここは先ほども述べたとおり、地元の工務店から建築設計事務所まで複数のタイプの業者を含めて3~5社をピックアップしましょう。

 

候補会社がホームページに施工例を載せている場合は、あなたの求めるイメージに近しいリフォームを多く施工しているところを選ぶのがおすすめです。

 

業者と打ち合わせ・現地確認

続いて、ピックアップした3~5社と打ち合わせ・現地確認を繰り返していきます。ここが最も時間のかかる工程なので、期間に余裕をもっておきましょう。

 

また実際に現地確認に来るスタッフの態度や身だしなみも簡単に確認していおくことをおすすめします。きちんとした会社であれば、顧客の自宅にお邪魔するにふさわしい服装かつ態度のスタッフが来るはずです。

 

アフターフォローの有無など疑問点がある場合は、打ち合わせや現地確認の時に聞いてできるだけクリアにしておくと良いですね。

 

各社から見積もりを受け取る

現地確認が終わったら、10日~2週間後に業者から見積もりが届きます。この期間はリフォームの規模によっても変わるので、事前に業者に確認しておきましょう。

 

届いた見積もりについて、どのような点を確認していくかは次の章で詳しく説明していきます。

 

1社を選択

最終的には出てきた見積もりを比較して、1社を選ぶことになります。ここで値下げ交渉をする場合であっても、あまり過度なものは避けましょう。

 

ただし、あなたが相見積もりをとる中で「やはり資材のグレードを一つ下げても良い」となった場合は、業者の方からさらに安くできる旨の提案があるかもしれません。

 

重要なのは「価格の安さ」だけでなく、なぜ安くできるのかという理由の部分です。こうした説明がしっかりしている業者は信頼できるはずです。

 

相見積もり後に複数社に断りの電話を入れるのが苦手と感じるかもしれませんが、その際は「理由を添えて、はっきりと断る」のが大切です。断った後に値下げ提案がくるケ-スもあるので、信頼できる業者か否かを基準に最終的な決断をくだしましょう。

 

見積り書の例と見方

記事の最期では、実際に見積書を確認してみましょう。以下は弊社の水回りリフォームの見積り書です。

 

 

専門用語も多くて難しいですね。
各項目に不明点がある場合は積極的に業者に確認してみてください。
でも思ったより細かい項目を載せてくれているので安心感があります!
どういった項目を載せるかは業者によりけりなのですが、弊社ではわかりやすい見積書をお渡しすることを意識しています。どこのどんな工事にいくらのお金がかかるのか、それを理解して業者を決めてほしいと思います。

 

まとめ

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。いかがでしょうか?リフォーム時の見積もり作業に対する不安は解消されましたか?

 

不安点や疑問点がある場合は、業者に何でも相談してみてください。そういったところまで親身になって答えてくれる業者であれば、あなたの満足するリフォームを行ってくれる可能性も高くなります。

 

今回の記事のポイント
  • ・見積りの目的は「高品質かつ適切価格の実現」
  • ・相見積もりは同一条件にてタイプの違う3~5社に
  • ・相見積もりの流れを頭に入れておこう
  • ・見積り書は「どんな工事にいくらのお金がかかるか」をチェック

 

弊社では、見積り結果についてしっかりと説明できる態勢を整えております。また、あなたのニーズをしっかりと聞き、長年にわたって満足できるリフォームを提供できるよう努めてまいります。

 

リフォームに悩みがある場合はお気軽にご相談ください。

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